RCJでのプレゼン(移行)
.jpg?w=720&h=480&fit=crop&fm=webp&lossless=true&auto=format)
最初は名前と役割程度のプレゼンシートを作っていました.中学一年の時に参加したレスキューロボットの大会でその前の大会で悔しい重いことをしたことからどうしても勝ちたいという思いから運に左右されることのないプレゼンシートに力を入れ,検索して得た情報を参考にかなり見栄えの良い物を作り結果として競技もうまくいったことでその大会では優勝しました.プレゼンシートが運に左右されない確実な得点源になるという事を学び,中学二年の時のRCJ全国大会では写真や記号などを多用し見栄えが良いものを作ったつもりでした.しかし,実際会場で沢山のチームのプレゼンシートを見たとき自分たちのプレゼンシートがごちゃごちゃしすぎていて見えずらく良いプレゼンシート出ないことに気が付いた. 同時にSNSにプレゼンシートをアップしたところ反響が大きかったことでシートが自分たちの活動を紹介するものであると学んだ.高校に入って最初に参加したオープン大会では全国大会で撮影した沢山のシートの画像を見てどうすれば見やすいシートができるのかを考え,字を大きくし背景などもできるだけシンプルにした.作り終えたものを見てみるとシンプルすぎて紹介しきれていないことや他人の物のマネになってしまっていることに気が付いた.そこで画像を見直してみると良いと思うシートは項目ごとにわかれていて読みやすく項目ごとのタイトルが一目でわかるようになっているという事に気が付いた.京滋奈大会ではそれらのことを考慮し,かなり内容を増やした一方で項目ごとに分けて自分たちのロボットの特徴的なポイント,なぜそのようにしたのかを書き,自分で見て良いものだと感じるものにすることができた.一見すごく良いもののように思えたが,コロナで中止になった世界大会の代わりに開催されたvirtualpostersessionでそのシートの英訳をしていた時に日本語が長すぎてうまく訳せないという事に気が付いた.文章を短く区切り言い回しをmうぃかくにすることで翻訳作業は乗り切ることができ結果としてMost Popular Poster in Openという賞を獲ることができた.後で修正前と後を読みやすさという観点で見比べてみるとたしかに修正後の方が圧倒的に読みやすく日本語の表現のむつかしさに気が付いた.その教訓を基に学生科学賞では文章表現に特に気を付けて書こうと思い色々な論文を探して読んだ.論文調の文章表現や言い回し,論理の進め方を知ることができ,論文というものは相当な文章能力がないと書くことができないという事もわかり,そのような物を常時書いている大学の教授というのは本当にすごいなと思った.それらの経験を基に2021年のシートではさらにシンプルにした一方で話の流れを論理的かつ明確にし,数式やグラフを使いしっかり書いた形のものにした.全国大会はオンラインだった為プレゼンシートと口頭プレゼンで評価された.そこでこれまで以上に力を入れただのロボット紹介にならないように研究レポートとして仕上げようとした.結果としてはあまり評価されずかなり悔しく思った.世界大会のTDPを制作するにあたってどういう方針で行こうか考え,全国大会のシートのどこが悪かったのかを考え直した.一つ考えられたのはテーマが明確になっていないことだった.唐突に機能やシステムの紹介をしていて,なぜそのような物を実装するに至ったかや,チーム内での役割の意図などそういった細かいところが抜けていたことに気が付いた.はっきり言ってしまえばわかる人が見ればハードウェアやソフトウェアというのは写真や動きを見ればわかる.実際シーという文章で伝えないといけない,伝えてほしいものはその実装に至ったプレセスであるという事に気が付いた.それを踏まえ,TDPでは学生科学賞の形式で書くように心がけ,ロボットの具体的な機能以上にどういう問題やきっかけがあり,どのような解決策をとり結果どうなったかを書いた.また,ロボカップは次世代のロボットエンジニアを育成する大会だという事から,自分たちがこの競技に参加して学んだこと,訴えたいことで最後を締めくくった.その成果かどうかはわからないが,TDP賞を結果として獲ることができた.
2021/09/17